呼吸の話

体に不調がある方の多くは呼吸が浅くなっているようです。


長時間のパソコンやスマホの操作、緊張、悩みごと、ストレス・・・

などなど様々なことが原因で、姿勢が崩れ、呼吸が浅くなり、

時には呼吸をし忘れていたり。


元気に活動するのに必要な酸素が取り込めないまま、日々無理してしまう。

疲れが解消せずに、体にだるさ、コリや痛みなどの症状がでる。


呼吸は肺が動いて行われますが、首や背中、お腹などの筋肉がしっかり動き働いてくれることによって、しっかりした呼吸ができ、酸素や栄養が体の隅々まで届けられるのです。


肩こりや腰痛などのさまざまな不調は、筋肉・筋膜の酸欠ともいえます。


施術を受けられる多くの方は、呼吸筋と呼ばれる筋肉が硬くなっています。

肩こりでも 首こりでも 腰痛でも。

普段は痛みを感じないけれど、軽く押しただけで痛いという方が多いです。

代表的なのは

耳の後ろから鎖骨に斜めに伸びる 胸鎖乳突筋

その後ろにある 斜角筋群

お腹を縦に走る 腹直筋

胸とお腹を分ける 横隔膜

みぞおちのあたりを押すとびっくりするほどの痛みを感じる方もいます。

呼吸筋とはいわれませんが、大胸筋や小胸筋などが硬くなっている方も多いです。


これらは、普段の何気ないくせや、不良姿勢が大きな原因の一つといえます。

姿勢が崩れ、体の筋肉・筋膜のアンバランスが起こり、

さらに呼吸筋が硬くなり、呼吸が浅くなる。

酸素が十分に取り込めず、筋肉・筋膜が酸欠になり、硬くなる。

まさに負のスパイラルです。


まずは意識して呼吸をしましょう。

ゆったり呼吸をしましょう。

吐くことを丁寧にしましょう。

もし、体に痛みなどがあれば、そこに酸素を送るようにイメージして呼吸しましょう。


体が良い方に向かって変わっていきます。








0コメント

  • 1000 / 1000